「人種差別撤廃施策推進法案の早期成立を求める署名」53,597筆へのご協力に感謝いたします。

「のりこえねっと」「差別反対東京アクション」による、「人種差別撤廃施策推進法案」の早期成立を求める署名活動にご協力をいただき、まことにありがとうございました。

皆様からお寄せいただいた署名は、これまで4月8日に5,445筆、4月19日に2,895筆、4月27日に600筆、合計8,940筆を有田芳生参議院議員を通じて参議院に提出させていただきました。

その後、参議院法務委員会における与党案の提出・修正協議の進行という状況をふまえ、5月3日に一旦休止させていただきましたが、休止のご案内を差し上げた後も数多くの署名が寄せられ、5月20日現在で参議院議長宛 18,621筆、衆議院議長宛 26,036筆を集約しており、署名総数は53,597筆となりました。

これらすべての署名を衆参両議院に提出できなかったことにつきまして、お詫び申し上げます。

しかし皆様か寄せられた多数の署名によって、与党案「ヘイトスピーチ解消法案」(「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律案」)をベースに修正案及び付帯決議も加えられ、5月13日の参議院本会議、5月24日の衆議院本会議において、賛成多数で可決いたしました。

より包括的な人種差別を禁止するための法律として、野党提出の「人種差別撤廃施策推進法案」の成立を求めてきた私たちとしては、成立した与党案にはさらに修正すべき点もある法律ですが、ヘイトスピーチにさらされている人々を守る具体的な法律としての第一歩をようやく踏み出したことを喜びたいと思います。

そしてこれからも、署名していただいた皆様の意思を生かす様々な取り組みや行政、議会等への働きかけを進め、さらにより良い法律への改正を求めていきたいと考えています。

今回の署名の取り組みに際し、議会への紹介議員になっていただいた有田芳生議員、署名にご協力いただいたすべての皆さんに感謝を申し上げます。また参議院、衆議院の法務委員会において真摯な討議を重ね、ヘイトスピーチのない社会への第一歩となる法律を作り上げていただいた議員の皆さんにも感謝を申し上げます。

ありがとうございました。

「人種差別撤廃施策推進基本法案の早期採決を求める請願署名」にご協力いただき、ありがとうございました。

 皆さんからお寄せいただいた署名につきましては、4月8日に5,445筆、4月19日に2,895筆、4月27日に600筆、合計8,940筆を、紹介議員をお願いした有田芳生議員を通して、参議院にお届けいたしました。多くの皆さんのご協力に感謝いたします。

 皆さんもご承知の通り、4月8日に自公案「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律案」が提出され、私たちが推進していた「人種等を理由とする差別の撤廃のための施策の推進に関する法律案」との違いから多くの批判が法務委員会委員に寄せられた結果、特に与党案で問題となっていたいわゆる「適法居住要件」に対して「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約の精神に鑑み適切に対処する」「(定義)以外のものであれば、差別的言動が許されるとの理解は誤りであり、許されないものがあることを踏まえる」という文言を付帯決議に盛り込むことで、連休明けの法務委員会での全会一致を受けて本会議に提出される見通しとなっております(4月27日付 毎日新聞より)。

 このような情勢を受け、私たちの請願署名の取り組みは一旦終了させていただきます。

 当初私たちが目指した法案の形には十分になっていませんが、今大切なのは「差別を許さない」ことを法律で明確にすることだと考えます。法案が成立してからもその運用の中で不十分な部分が明らかになった時には、「ヘイトスピーチ」「ヘイトクライム」に対してより実効性のある法律への改正を改めて国会に求める私たちの不断の努力が、差別のない社会を作り上げていくことになると考えています。

 今回の署名の取り組みに際して、多くの皆さんからのの献身的なご協力をいただきましたことに対し、改めてお礼を申し上げます。これからも皆さんと一緒に力を合わせて、差別のない社会の実現に向けて歩いていきましょう。

のりこえねっと
差別反対東京アクション